2011年02月13日

会員の発表より「面会交流におけるフラストレーションと心理的健康」

先日の例会にて、当会の学生会員さんが、子供と別居している親を対象に調査した結果を発表されました。
ごく簡単にまとめると、次の通りです。

・ 子供との別居期間が短いほうが抑うつ感は高く、幸福感は低い→別居により精神的ダメージも、時間とともに回復するのではないかと考えられる。
・ 悩みを相談できる相手がいるほうが、心理的健康が高い。とりわけ家族(実家や兄弟など)に相談できるとその傾向が高い→家族のサポートが心理的健康にとって重要だといえる。
・ 別居後は一人暮らしでも実家暮らしでも、心理的健康には変わりないことがわかった。→同居の場合、実際には実家の家族がこの問題を理解していない場合、相談することができず、大きな苦悩を本人ひとりで抱えてしまうケースもあるし、独居では一人で気兼ねなく自由に過ごすことができるという面もある。
・ 離婚を肯定的にとらえているほうが、心理的健康は高い。
・ 子供と面会できている親のほうが、面会できていない親に比べてフラストレーションは低いのではないかと考えていたが、両者には心理的健康に差がないことがわかった。→相手親との連絡がスムーズにいかないことや、面会交流の突然のキャンセルや、面会で子供の態度がぎこちなくなるなどのストレスがあることも考えられる。
・ 回答者は71名であったが、そのうち半数近くが子供との交流がないとしていた。また、面会交流がある方は「月1回、2〜3時間程度」との回答が多かった。


感想としましては。
「面会交流は、離れて暮らす親子にとって重要なものであるが、子供と離れて暮らす親にとってもストレスが伴うものである。」 
「子供と会えない人も多いのだから、会えているだけいいでしょう、という慰めの言葉は全く的はずれ。」
「これだけ面会交流がされていない現実を考えると、子供を面会させる側の親も、ストレスを感じてるはず。第三者の支援が必要なのではないか。」
「心理学を学んだ専門家など、子供の気持ちに理解がある人に調整・支援してもらえるといい。」
このような意見が出されました。
posted by 親子ネット関西 at 21:25| Comment(0) | 資料集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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