先日の交流会では、親子ネット関西では「離婚・面会交流コンサルタント」のしばはし聡子さんの講演会が行われました。
しばはしさんはシングルマザー、つまり同居親の立場での経験を踏まえ、面会交流の支援をされています。
今回の参加者はほとんどが別居父の方であり、しばはしさんのお話は本当に興味深い一方で、別居親のココロに鋭く触れる場面もあり、元パートナーとのコミュニケーションのあり方を振り返る機会になりました。
色々な話題がありましたが、いくつかポイント(すぐにできそうなもの)をご紹介しますね。
・面会交流をさせたくないと思っている同居親に、例えばハーグ条約とか片親阻害の話を出されたり、「連れ去りは悪です」とか「正論」を言われても、拒否してしまいます。正論をぶつけるよりも、まずは相手の気持ちに寄り添う一言をかけてみましょう。
(別居親としては確かにそう言いたくなる状況ではあるのかもしれませんが、例えば学校とか職場でも自分の受け入れがたい正論を言われても、拒否感しかない場面ってありますよね。でも、そんな中でも大変だったね、とか言ってくれる人がいると嬉しくないですか?そんな感じなのかも。)
・相手親へのメールは「ありがとう。次は何日にお願いします。」など、お礼と短いメッセージにしておくのが有効です。お礼を言われてイヤな気持ちになる人はまずいません。あと、相手親を「クレームの多い取引先」だと思っておくのが良いでしょう。
(あんまり長いメールでくどくど苦情言われるのも、イヤですよね。逆の立場ならそんなメール即削除したくなりませんか。)
しばはしさんのお話を伺って、「傾向と対策」というコトバを思い出しました。
受験でもそれは大切なことでしたが、子供との面会交流がスムーズにできるようになるには、まず相手親のして欲しいこととして欲しくないことを知り、頑ななココロが少しでもほぐれるようにコミュニケーションをとっていく事が大切なのかもしれません。
離婚や別居に至った経緯は人それぞれで、相手の行動や考えも色々ですが、同居親のおおまかな「傾向」を知り、別居親も「対策」を練っていくのが良いのかもしれないですね。
そんなしばはしさんも、離婚当初は面会交流に後ろ向きな考えを持たれていたそうで、子供さんも父親のことには触れてはいけない、と感じていたようです。
しかし「このままではいけない」と思い立ち、子供さんの為に面会交流を始めたそうです。
そして、子供さんは面会交流を通して父親と触れ合うことで成長を見せてくれたり、父親に育児の相談をしたりと、今ではなかなか良い感じの関係になっていらっしゃるとか。
なんと羨ましいことでしょう。
最後に「面会交流をするようになって、良いことばかりです」と力強くおっしゃって頂けたのは、とても心強いことでした。
しばはし聡子さんのサイトをもう一度ご紹介しますね。
HP: http://www.rimusubi.com/
アメブロ: https://ameblo.jp/rimusubi/
さて、来月の親子ネット関西では、バーベキュー大会を予定しています。
決まりましたらまたお知らせします。
2017年06月04日
2017年01月10日
1月7日 交流会&新年会 無事終了しました&今回の話題
こんにちは。
離婚・別居で離れて暮らす子供たちとの絆とは何かを考える親と祖父母のグループ・親子ネット関西です。
先日1月7日土曜日、今年最初の交流会は総勢11名のご参加を頂き無事に終了いたしました。
懇親会も兼ねて新年会も実施し、日頃の悩みの相談や近況報告などで盛り上がりました。
次回も2月4日(毎月第一土曜日)に高槻で開催予定です。
「子供と離れて暮らしているけど、相手親の反対で子供と面会させてもらえない」
「面会交流の調停をしているけど、なかなか話がまとまらない」
「最近、子供とはこんな面会交流をしたよ」
などなど、別居親ならではの悩み事を語り合えたらと思います。
初めての方のご参加も毎回あります。
メンバーにはDVや家庭問題に関わる支援者や別居親歴約10年のベテラン(!)もいますので、何らかのアドバイスも出来る…かもしれません。
さてさて。
今回話題に上りましたのは、「学校帰りの子供に話しかけたら、逃げられてしまった」という話題。
調停の真っ最中や面会交流の不履行などで、全く子供と会えない状況の親が、わりと最終手段的に用いるのが「待ち伏せ(というのも、ちょっと言葉悪いんですけどね)」。
もちろん、子供に会いたい、元気な姿を一目見たい、できれば子供と言葉を交わしたいという一心からの行動なのですが、往々にして親の姿を見た瞬間に子供が逃げてしまうのです。
これは、まさにメンバーの何人かが同じようなことを経験していました。
よくよく聞くと、友達が一緒だと逃げてしまうとか、家が近かったとかそういう状況では逃げてしまったけど、1人で(あるいは親友と)いるときには言葉を交わせた、別居親が嫌われていて避けられていたわけでもなかった、というケースもありました。
確かに子供の立場で考えても、平日の午後にここにいるはずのない別居親がいきなり話しかけてきたらビックリしてしまうでしょうし、この状況を友達にどう説明したらよいかわからないからとりあえず逃げよう、ということにもなるかもしれません。
その一方で、そういう形の交流でうまくいっている親子もいることは確かなので、「待ち伏せ」という方法が必ずしも悪いとも言えません。(その場合は「待ち合わせ」というのでしょうか。)
しかし、「待ち伏せ」をせざるを得ない別居親の気持ち、子供の驚きやそれを知った同居親の不信感などを考えると、そうしなくても良い状況になると一番良いですよね。
充分な親子の面会交流、両親間の信頼関係ができるようになれば、そんな「待ち伏せ」をしなくても良くなると思いませんか。
離婚・別居で離れて暮らす子供たちとの絆とは何かを考える親と祖父母のグループ・親子ネット関西です。
先日1月7日土曜日、今年最初の交流会は総勢11名のご参加を頂き無事に終了いたしました。
懇親会も兼ねて新年会も実施し、日頃の悩みの相談や近況報告などで盛り上がりました。
次回も2月4日(毎月第一土曜日)に高槻で開催予定です。
「子供と離れて暮らしているけど、相手親の反対で子供と面会させてもらえない」
「面会交流の調停をしているけど、なかなか話がまとまらない」
「最近、子供とはこんな面会交流をしたよ」
などなど、別居親ならではの悩み事を語り合えたらと思います。
初めての方のご参加も毎回あります。
メンバーにはDVや家庭問題に関わる支援者や別居親歴約10年のベテラン(!)もいますので、何らかのアドバイスも出来る…かもしれません。
さてさて。
今回話題に上りましたのは、「学校帰りの子供に話しかけたら、逃げられてしまった」という話題。
調停の真っ最中や面会交流の不履行などで、全く子供と会えない状況の親が、わりと最終手段的に用いるのが「待ち伏せ(というのも、ちょっと言葉悪いんですけどね)」。
もちろん、子供に会いたい、元気な姿を一目見たい、できれば子供と言葉を交わしたいという一心からの行動なのですが、往々にして親の姿を見た瞬間に子供が逃げてしまうのです。
これは、まさにメンバーの何人かが同じようなことを経験していました。
よくよく聞くと、友達が一緒だと逃げてしまうとか、家が近かったとかそういう状況では逃げてしまったけど、1人で(あるいは親友と)いるときには言葉を交わせた、別居親が嫌われていて避けられていたわけでもなかった、というケースもありました。
確かに子供の立場で考えても、平日の午後にここにいるはずのない別居親がいきなり話しかけてきたらビックリしてしまうでしょうし、この状況を友達にどう説明したらよいかわからないからとりあえず逃げよう、ということにもなるかもしれません。
その一方で、そういう形の交流でうまくいっている親子もいることは確かなので、「待ち伏せ」という方法が必ずしも悪いとも言えません。(その場合は「待ち合わせ」というのでしょうか。)
しかし、「待ち伏せ」をせざるを得ない別居親の気持ち、子供の驚きやそれを知った同居親の不信感などを考えると、そうしなくても良い状況になると一番良いですよね。
充分な親子の面会交流、両親間の信頼関係ができるようになれば、そんな「待ち伏せ」をしなくても良くなると思いませんか。
2016年11月06日
11月5日 交流会無事終了しました。
こんにちは。離婚や別居で離れて暮らす親子の絆を考える、「親子ネット関西」です。
今月も総勢約15名の参加を頂き、無事に交流会終了いたしました。
今回も初めての方の自己紹介、おなじみの方の近況報告などで会は進みました。
毎回「初めての方」がいらっしゃるのですが、今回は3名の方が初参加でした。
数年前に比べて明らかに「お初参加率」が上がっています。
3組に1組が離婚に至ると言われる時代ですから、それだけ親子の断絶が多いということなのでしょう。
愛する子どもと突然引き離されること、調停や裁判で受ける更なるダメージ、それらのショックによる心身の不調は経験者でないとわからないこともたくさんあります。
まずはそういう辛さを吐き出せる場であること、そしてみんなの話から解決への手がかりが掴める場であるといいな、と思いました。
次回も第一土曜日にお待ちしています。
あと、来月はクリスマス特別企画としまして、大阪の子ども食堂さんとのイベントを計画中です。
12月23日に予定しております。ご協力頂ける方、こちらもよろしくお願いします。
今月も総勢約15名の参加を頂き、無事に交流会終了いたしました。
今回も初めての方の自己紹介、おなじみの方の近況報告などで会は進みました。
毎回「初めての方」がいらっしゃるのですが、今回は3名の方が初参加でした。
数年前に比べて明らかに「お初参加率」が上がっています。
3組に1組が離婚に至ると言われる時代ですから、それだけ親子の断絶が多いということなのでしょう。
愛する子どもと突然引き離されること、調停や裁判で受ける更なるダメージ、それらのショックによる心身の不調は経験者でないとわからないこともたくさんあります。
まずはそういう辛さを吐き出せる場であること、そしてみんなの話から解決への手がかりが掴める場であるといいな、と思いました。
次回も第一土曜日にお待ちしています。
あと、来月はクリスマス特別企画としまして、大阪の子ども食堂さんとのイベントを計画中です。
12月23日に予定しております。ご協力頂ける方、こちらもよろしくお願いします。